「AWAKE」REVIEWⅢ

さてそれでは気をとり直していきましょうか。
今回で最終回となるAWAKEレビュー。もはや誰も見てませんがはりきっていきましょう。

tetsu作曲のポップチューン。このアルバムではポップすぎてかなーり浮いてます。
元々この曲が作られたのが前アルバム「SMILE」製作時の頃であって、
このアルバムとは曲のコンセプトが違ってしまったのだと思われます。
そういう意味では「SMILE」に収録されてればかなりしっくりくるんじゃないかと。
hydeにしては珍しく韻なんか踏んじゃってます。「どうせ踏むならとことん」だそうで。

  • Ophelia

アルペジオ。ベースラインもすげーんだけどアルペジオ
もうアルペジオ好きにはたまらんですよ。まぁぶっちゃけ俺のことですが。
メロディーがHYDEソロ「SHINING OVER YOU」に似てますね。偶然でしょうか。
ホーンやピアノが重なってジャズっぽい曲調に。ほんと4ピースバンドっぽくないバンドだぜ。

  • 星空

My DearともOpheliaともまた違う壮大なバラード。
ストレートに反戦を訴える歌詞になっています。
この歌はあまりレビューの必要が無い。とりあえず聴いてみてほしい。

  • twinkle,twinkle

ティンコル,ティンコル。いやごめん違った。
Ophelia、星空の2連続バラードの後にこれがラストでトリを飾る。
これがこのアルバムで一番面白く且つ一番淒いところ。
これこそが新生ラルクのAWAKE.....即ち「覚醒」であるのだろうか。
聴く人を爽やかで幸せな気分にさせてくれるような明るいポップソング。
なるほど、この曲がラストでトリを飾るのが一番納得できる曲順なのである。


このアルバムからラルクに入った人は「へぇ、こういう曲作ってるんだ」
って思うでしょうが、それは違う。このアルバムはまた新しいラルクの一面です。
しかしどこか今までのラルクっぽさも残してたり。
それが最初に言ったラルクっぽかったりなかったり、ということです。
もしこのアルバムを気に入ってくれたなら……
レンタルでもいいので今までのラルクのアルバムを手に取ってみてください。
AWAKEとはまた違うL’Arc〜en〜Cielが独特の世界へとあなたを導いてくれることでしょう。